医療について

薬剤師こそオンラインで活躍できる!!

どーも^^くりです。

今回のテーマは「薬剤師こそオンラインで活躍できる」という内容です。

薬剤師不要論がささやかれる中、薬剤師の存在意義をもう一度考えたいと思います。

結論から言うと僕は「薬剤師こそオンラインで活躍できる」と考えています。

なぜ薬剤師は不要と言われるのか?

薬剤師は薬のスペシャリストと言われているのにも関わらず、行っている業務を外からみると「薬を袋に詰めて渡しているだけ」と思われていることが一番の理由と思われます。

実際、調剤薬局の業務を外から見ていると、そのように思われても仕方ないのかなと。

ただ僕たち薬剤師が行っている業務はそれだけではありません。

僕たちの業務は外からは分からないところで以下のようなものを瞬時に行っています。(瞬時と言いながら調べながらのこともあります)

  • 処方せんの内容について監査
  • 不備がある場合の疑義照会(疑義照会:医師への問い合わせのこと)

このようなことも実は業務として行っています。

実際、処方せんの監査をして不備がある状況の方が圧倒的に少ないのですが、その「少ないけどあってはならないミス」を発見することが薬剤師の大きな仕事の一つと言っても過言ではないでしょう。

「薬を袋に詰めて渡しているだけ」ではありません。

例えばこのようなことに気をつけています

小さなことから大きなことまで様々あります。

例として何個か説明していきたいと思います。

①重複
同じ系統のお薬が出ているパターンです。
もちろん同じ系統のお薬の併用をすることもあるため一概に間違っているとは言えないのですが、たまにあります。
医師が薬を変更しようとして消し忘れたり、他の病院でもらっているのを知らずに処方してしまうことで重複してしまうことがあります。

②併用禁忌や注意
飲み合わせが良くないパターンです。
一緒に飲むとどちらかの効果が強く出たり、どちらかの薬が効果を発揮しなくなったりします。
これは非常に判断が難しいもので、絶対併用してはいけないものもあれば、注意して使ってねというものもありますし、時間を空ければ影響はほとんどないというものもあったりします。

③入力間違い
単純に医師が入力を間違えるパターンです。
お薬というのは非常に多くの種類が存在します。
これだけ多くあれば似ている名前があるのは当然です。
お薬の名前を入力するときは最初の2-3文字を打つと一覧で出てくるのでそこから選択することができます。
そうなると自分が思っていたものを選択したつもりが違うものを選択していたなんてこともたまにあります。
全く違う薬が出ていたら怖いですよね。

上記のようなことがあるので僕たち薬剤師はお薬手帳を見せてもらったり、症状の確認や医師が言っていたことをヒアリングしたりしているというわけです。

薬剤師をオンライン化できる理由

今まで記述した通り薬剤師の仕事は薬を渡すことだけでなく、どちらかというと処方せんの監査や疑義照会が薬剤師の最大の仕事なんですよね。

その場で薬を渡そうとすれば基本対面になりますが、処方せんの監査や疑義照会は対面である必要はありません。

現に、新型コロナウイルス(COVID19)により一部電話による対応が可能となりました。

どういうことかというと、電話で服薬指導を行い薬は郵送でご自宅に送るということが可能になったということです。

つまり、これが通常になればそもそも薬局に行くことは不要になり、自宅にいながら薬がもらえるようになるということです。

私たちが対面を必要とされていた「お薬を手渡しで渡す」ことが不要になれば、全てをオンラインで行うことが可能になるということです。

インターネットやテレビ電話、ドローンなどテクノロジーが進めば進むほど、今後さらに対面が必要ではなくなると僕は予想しています。

ではまた。